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はいはい、創作創作。
「残暑だ!秋分だ!プール掃除だ!…ということで2年1組がプールの掃除をすることになったあ!」
「丹羽先生、当日まであえて聞かなかったけどなんでうちの組だけ?」
「じゃんけんで負けた」
「…」
☆
プールサイドに腰を下ろし語らう
「三木、水泳っていいよな」
「…デッキブラシ持ってる女子見るとテンション上がるの俺だけ?」
「そういう話するなよ、すごく分かるけど…って、紺野元気ねーじゃん」
体育座りをし、頭を膝にうずめている紺野に目をやる
「美端いないからだろ」
「美端ちゃんどんだけ好きなんだよ」
一瞬『美端』という単語にピクリとしたが相変わらず微動だにしない
「今気付いたんだけどさ、何気にこの学年レベル高いよな」
「他に比べればまあ可愛いよな」
「正統派美少女だろ、スポーツ娘に不思議っ子、さらに可愛いのに苦労人!どこのゲームだよって話よな」
キャッチフレーズを思い付く人に当て嵌めて指を折る、杉山と俺
「…あれ、美端は?」
「攻略対象外」
「だよなー」
「オタク攻略してもな」
「趣味はラノベ買いあさることでっす☆なんてな!あはは!…っえ?」
いつの間にか後ろに影が立っていたことに気付く
「ああ、紺野か。何デッキブラシなんて持っ…」
☆
「暇だなー」
3限と4限の休み時間が1番暇だと思う
「美端!こっちきて!」
「んー、唯子?何よ、急いで」
「いいから!窓見て」
「もう、どうし…え?」
プールサイドに紺野くんがデッキブラシ二刀流で杉山くんと三木くんをおいかけているではないか
「あ、デッキブラシが真っ二つにポロリと折れた」
唯子が実況者のように解説する
「ポロリって音間違ってない!?ていうか何があったの!?」
「あ、二人とも捕まっちゃった」
「美端ー次教室移動!」
「男子って意味わかんない!唯子行こ!」
「はーい」