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はいはい、創作創作。
午後の授業ってなんでこんなに眠くなるんだろう
せめて昼休み終わったらプラスして食休みがほしい。
しかも今の時間は苦手な数学だ。数学って!
周囲に目をやると唯子が空気椅子をしていた。
…またかよ!
それを荻野くんも見たようで一瞬席を立とうとしたが再び椅子に座り頭を抱え俯いた。
2回目だもんね…
美端はひたすらなにかをノート書いていた。
あきらかに落書きをしている手つきだ
あ、笑った。何描いたか後で見せてもらお
あとは…押見くんがうとうとしてるくらいか
…案外可愛いとこあるじゃん。
お、メガネ外して机に突っ伏した!完全に寝る気だ!
それと同時に花緒先生が本を持ち例文を読もうとしている!
こ、これではせっかくの押見くんリラックスタイムが即座に終了してしまうではないか
まずい、まずすぎる!
さらに唯子が空気椅子に限界を感じ後ろに転びそうになっている!
これでは唯子が先生に大声で怒られ、そして大声によって押見くんが起きてしまう!
考えるんだ、暦!考えろ!
「!」
…思い付いたぞ、別所暦…!
ノートの端を破き荻野くんに手紙を回した
☆
菊地…いい加減座れよ!
叫びたかった。
気を紛らわすためノートに意味不明な落書きをしていたら別所から手紙がきた。
嫌な予感しかしないが開いてみる
…何故俺が…!!
別所がGOサインを出した
☆
「っ!」
「のわっ…!」
荻野くんが唯子の椅子目掛けて辞書を投げ、その衝撃により椅子が押され、菊地
唯子空気椅子タイムが終了した
そして床に辞書が落ちたことにより先生の例文音読も中止された
「あー誰のですか?辞書は投げる物じゃないですよ!」
辞書を拾い、声を張り呼び掛け…呼び掛けちゃだめじゃないか!
だめだ、これでは!
私は席を立ち声を張って言った
「先生!押見くんがおねむなので声のボリュームを下げてください!」
☆
「お、押見、怒ってる?」
「…」
「…俺は怒ってるよ」
放課後反省文タイム突入のお知らせです