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はいはい、創作創作。
「ぴょーん!」
「な、なにやってんの…」
友人がうさぎとびをひたすらにしているのを目撃した放課後
「うさぎとび。足腰に負担を掛けて跳ぶ簡単な運動。美端もやればいい」
「いや、私は遠慮する」
「あ、見つけた!菊地、日直の日誌をー」
同じクラスの荻野くんが日誌を掲げてやってきた
「忘れてた。ケーキにうさぎ跳びはバトンタッチ。帰ってくるまでやってて」
「!?」
「うさぎ跳び、ケーキくんならできるって信じてる…!!」
唯子はそう言うと親指をぐっと出して校舎へと消えていった
「…」
「…」
「…したほうがいいのか?」
「唯子変なとこですごい怒るからね。」
「みーはーしーちゃん!」
「うわっ紺野くん!」
唐突!
「敬樹となにしてんの?敬樹なにしたの?」
「何もしとらんわ!…あ」
「あ?」
「…小田さん、うさぎ跳びできる男ってかっこいいと思わない?」
「…」
「かっこいいよね?」
メガネ越しに目でうったえられる
…ああ
「うん、素敵だと思う」
「!!」
心無いセリフを吐いてみたが、紺野くんは見事にかかったようだ
「あーちょっと足腰鍛えたいなーなにかいい運動方法ないかなあー」
おもむろに屈伸を始めた紺野くん
「あ、そうだ、こういう時こそうさぎ飛びだよネ!」
ニコニコしながら跳びはじめた
ここまでくると癒し系である
「お、なにやってんのー?」
「あ、杉山くん。えーと、唯子が戻るまでうさぎ跳び閲覧会?」
「なぜ疑問系」
「杉山はやらなくていいからね!うさぎ跳び係は俺限定だから!」
「おー…やるなって言われると…やるしかなくね?やっほーい!」
大きく上へと跳ぶとそのままうさぎ跳びを始めだした。この人もか…!
「あ、ちょ、やるなって!俺のが姿勢いいから!美端ちゃん見て!ほら!」
「ジャンプ力は俺の勝ちだし!」
「なんだって!」
夕日をバックに行われたこのうさぎ跳び合戦は唯子が帰ってきても続きましたとさ